相馬市は26日、相馬藩主だった相馬家が所有する、同市中村の土地と建物を買い上げる方針であることを明らかにした。県指定史跡になっている旧相馬藩の中村城跡内にあり、相馬野馬追で重要な儀式を執り行う場だという。30日に開かれる臨時市議会で提案する。
買い上げを予定しているのは、北三の丸屋敷と呼ばれる、木造平屋建ての建物2棟計約250平方メートルと、宅地や山林など計約9160平方メートル。相馬家第33代当主相馬和胤(かず・たね)氏が所有する。取得価格は土地・建物合わせて2800万円。
相馬野馬追では、北三の丸屋敷で総大将が出陣の儀式を執り行う。土地・建物が第三者に売却される可能性が出てきたため、相馬野馬追に参加する五つの騎馬会などが昨年11月、買い上げを求める嘆願書を市に提出していた。市も中村城跡保護の観点から、買い上げの方針を固めた。
帝国データバンク福島支店などによると、和胤氏の長男が代表を務める生シイタケ生産会社「九星産業」(相馬市)が昨年9月、福島地裁相馬支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は約6億円にのぼる。このことから、相馬家所有の土地や建物が売却される可能性が出てきたという。
– asahi.com:相馬家の「北三の丸屋敷」買い上げへ-マイタウン福島 (via tiga) Via Shiitake's tumblr.